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第26話 疋田さん、プレゼントをもらってご機嫌

Author: satomi
last update Huling Na-update: 2025-10-21 07:34:33

 いつの間にどこで調べたのだろう?亨がヒカルにプラチナのネックレスをプレゼントした。

「指輪だと露骨でちょっと邪魔になったりするだろう?だからコレ。ホラ、俺もヒカルさんのより太いネックレス。婚約ネックレス‼今まで指輪なかったもんな。これなら校則に引っかからないだろう?」

――確かに。しかも嬉しい。

「おっとぉ」

 ヒカルは抱きついた。

「ありがとう!亨さん。すごく嬉しい‼大事にいつも身につける。これは風呂の時に身につけててもいいの?」

「風呂の時は外した方がいいかもな。失くしたら凄い凹むだろ?」

「それと、もういいよな。俺のことは呼び捨てでいい。俺もヒカルって呼んでいいかな?コノハちゃんみたいに」

「構わないわよ。それより、コノハをライバル視?」

「違う違う。分かりやすい例だよ、ヒカル」

――亨に名前を呼ばれるだけでドキドキしてしまう

「もひとつ大発表ー‼俺、ヒカルの学校で教師のバイトすることになった」

「確かに部活に遅刻はしないだろうけど、残業とかしなきゃなんなくない?大丈夫?」

「そこはバイト。教壇に立つことはないかなぁ?詳しい打合せしてないけど、NO残業ってことで仕事受けたし」

「ずっと近くにいれたらそれでいい」

「それは俺も。ヒカル…」

「今日はサッカー部の練習試合なんだー。直接行って戦力分析する!」

「じゃあ、俺は弁当作って練習の成果が出ているか観戦しに行く!」

――こないだみたく動画を頼んでエロ動画に変えられても無駄になるしね

「ヒカルさん、元気になりました?」

「やだなキャプテン、私はいつも元気ですよ!今日はここで戦力分析してるから頑張ってくださいね」

「そして、俺が日ごろの練習の成果ができてるかどうかを見てるから頑張れよ‼頑張ったやつは、俺の特製弁当だ‼」

 弁当で部員の士気が上がった。

――私が元気になったことより、亨の弁当…。複雑…

サッカー部は思った以上に強化されていた。

――筋肉の話じゃないなぁ。これは戦術的な話が多いから亨の指導の賜物か

「監督、メンバーはなんか少数精鋭って感じですね」

「そうだな、指導がよいなー」

――監督…

 うーんGK頑張ってるけど、それってDFがうまくいってないってことだよね…

「亨?DFなんかあんまりうまくいってない?」

「俺は攻めの男だ‼」

――はぁ

「それを守る練習すればよかったんじゃない?」

「ヒカルあった
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